クロスの意味は想像以上に深い
クロスは、結婚指輪が登場する遥か前から信仰の象徴として使われてきました。使う人によっては、深く重要な意味合いを持つこともあります。クロスがあしらわれている結婚指輪は、想像以上に深いもの。
結婚指輪は一生に一度の物です。だからこそ、人気モチーフの1つであるクロスについて、深く掘り下げてみました。
クロスの指輪は信仰と精神性の象徴
クロスがモチーフの指輪は、信仰と精神性の象徴です。クロスは、神様が処罰を受けた際に貼り付けされたもの。大勢の人から迫害に遭い、背負わされたものです。しかし実際は人類を救うため、神様自らが進んで背負った十字架。もっというと強い信念の象徴でもあります。さらに指輪の環は、永遠を意味しています。人は生まれて成長し、必ず死を迎えるというもの。生と死を永遠に繰り返しながら、永久の時を過ごします。重いです。
一方で、神様の導きと保護が受けられる印でもあります。クロスがほどこされた指輪は魔よけともなり、お守りとしても効果があります。結婚指輪となれば、なおさらでしょう。
クロスの指輪には歴史がある
クロスがほどこされた指輪がどういう経緯で誕生したのかについては、ハッキリと分かりません。ただ古代時代からすでに登場し、神聖なるアイテムとして使われてきました。古代エジプトでは「アンク」として登場。神聖な力と生命を象徴するものです。扱っているブランドは少ないものの、アンクをモチーフとした結婚指輪もあります。
古代ローマ時代において、十字架は勝利のシンボルとして描かれてきました。古代ローマは領地を広げるために、戦いに明け暮れる日々。戦いに挑んだからとはいえ、必ず勝利がつかめるとは限りません。そこで十字架の指輪をはめ、神様から力を授けていたと言われています。
クロスの指輪には聖なる力が宿る
古代時代では神聖なものとして使われてきたクロス。当時と比べると現代のクロスは、随分とカジュアルになったものです。
時代によってクロスの扱いは変わりますが、根本的な部分は同じ。クロスを介して、神様の聖なる力が宿ったのがクロスの結婚指輪。使うと幸せ確実でしょう。