職人の手作り指輪とは?
世の中に出回っている指輪の中には、職人が丹精込めて作り上げた手作りのものも含まれています。いわゆる「一流ブランド」と呼ばれるブランドが出している指輪の多くは、手作りです。職人が生み出した指輪を一言でいえば「芸術品」です。
では職人の指輪は、具体的にどういったものになるのでしょうか?もう少し掘り下げてみました。
コンピューターの力を借りた手作り
まず「手作り」とは言えども、最近はコンピューターが入ることも増えてきました。指輪の作り方には大きく分けて、鍛造と鋳造の2種類あります。鋳造は型に溶かした金属を流し込み、形にする方法です。溶かした金属を流し込むのは職人の仕事ですが、型作りはコンピューターです。
コンピューターで型作りする理由は色々ですが、1番は効率でしょう。一度に作ることができる指輪の数には、限りがあります。型から手作りするとなると、どんだけ時間があっても足りません。また値段に関しても、とんでもない価格になるのは間違いないでしょう。
最終的には人の手
コンピューターの手が入っていたとしても、最終的には人の手によって委ねられます。型に流し込んだ金属が固まったら、職人の手により磨きが加えられるのです。指輪に輝きを加える作業は、機械ではかなり難しいです。
もちろんクオリティもかなりのもの。コンピューターで手掛けているからこそ、人の手では難しい緻密な部分に手を加えることもできます。100%手作りというところは少なくなっているものの、技術面に関してはレベルがあがっています。
鍛造について
100%職人の手作りにこだわるのならば、鍛造を取り入れている指輪がおすすめです。鍛造仕上げの指輪を取り扱っている店は、かなり少ないです。結婚指輪を手作りしている工房であっても、そこまで多くは見かけません。
鍛造は、金属を叩いて鍛えて作る方法です。コンピューターは一切合切関わっていないので、本当の意味での手作りになるでしょう。また鋳造を取り入れている所でも、手作り体験ができる工房も100%手作りです。しかも夫婦自らの手で生み出すので、思い出にも残ります。